桐蔭学園・丹羽選手のコンバージョンキックを徹底解剖

桐蔭学園・丹羽選手のコンバージョンキックを徹底解剖

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🎍新春お年玉企画!
https://note.com/rugby_kick_coach/n/n4d61907d7558
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🏉キックコーチ丸田です

花園決勝が終わり、
桐蔭学園の2連覇という
形で幕を閉じました。

よくこのハードな日程を戦い抜いたなと、
両チームに拍手を贈りたいと思います👏



ホントすごい!

さて、今回の注目テーマは
コンバージョンキック。

優勝校・桐蔭学園の丹羽選手が見せた
その技術にフォーカスし、分析していきます!
(最大のリスペクトを込めて)

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【丹羽選手のコンバージョンキック特徴】
決勝は5/6の成功


・ボールセット
→角度のないポイントからは近くから

・助走
→シンプルな2ステップ(右→軸足)で一貫性を追求。

・キックティー
→ハイカットのロケットセット(斜め置き)

・軸足
→ターゲットに対して内側に向けて踏む


・フィニッシュ(蹴り終わりの形)
→軸足が外側にスライドして、蹴り足が早めに着地
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というスキルセットになっています。

【技術の革新】
丹羽選手の素晴らしいところを
上げたらキリがないですが、

5/6の安定感を実現してる核は
「軸足を内側に向けて踏む」だと考えます。

軸足を内側に
踏み込む事による効果は以下の通り:

  • 蹴り足の軌道が外に逃げない

    → いわゆる Jシェイプ軌道 を保持。
  • 安定した弾道を実現

    → 正確性に特化したスキルで、
    ターゲットに対する精度が高まります。

関連解説はこちら:
インスタグラム解説:JシェイプとCシェイプの違い
https://www.instagram.com/reel/DEKEm-rp3qf/?utm_source=ig_web_copy_link

【メリットとデメリット】
↑メリット

  • ターゲットに対して
    一定の軌道でボールを飛ばせる。
  • 正確性が抜群に向上

↓デメリット

  • 軸足側に曲がる「フック弾道」が出やすい(矯正可能)
  • スイングのロックがかかるため長距離キックには不向き。

【結論:「入れば官軍」】
丹羽選手の成功率が高いのは、

彼が自らのスキルを深く理解し、


試合中でも必要に応じて
修正できる力を持っているからです。

実際に最初の1本目は失敗、
しっかり2本目以降は修正してきました。


キックの正解は一つではありません。

大事なのは、自分の技術を正確に把握し、

それを試合中に自在にコントロールすることです。

ぜひ、あなたのキック練習にも今回の分析を役立ててみてください!


ご意見・リクエストがあれば、以下のフォームから自由にお寄せください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScKfYhC-oZlEBJwf8aTtBw6h8BNZ_1DuwgMxUzs1IfDGHcg4w/viewform?usp=dialog


それではまたメールさせていただきます。



🏉キックコーチ丸田(やるしかない!)