早稲田SO服部選手のキックはなぜ飛ぶのか?~マニアック分析~

早稲田SO服部選手のキックはなぜ飛ぶのか?~マニアック分析~

早稲田SO服部選手のキックはなぜ飛ぶのか?

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🏉キックコーチ丸田です

この記事を書き足しているうちに

だいぶ時間が経ってしまいましたが、、、

大学選手権決勝、
早稲田vs帝京の試合をTV観戦しました。

帝京大学4連覇

おめでとうございます!!

でもやっぱり僕の注目していたのは
残念ながら負けてしまった

早稲田大学1年生SO服部亮太選手

というか、今シーズンは

彼に釘付けのシーズンでした。

TV観戦していても
彼が蹴るキックの迫力が伝わってきますよね。

さて、
今回は服部選手の
キックの飛距離について語っていこうと思います。

(最大のリスペクトを込めて)

超マニアック分析ですが、
絶対にタメになる内容ですので

最後までついてきてくださいねw

ネットで調べると素晴らしさを

物語っている写真を載せていらっしゃる
Xの投稿を見つけたのでシェアさせていただきます。

服部選手のスクリューパント

まずはこちらをご覧ください


こちらはスクリューパントを

蹴る際の連続写真ですね。

服部選手の飛距離の秘密を

今回は3つに焦点に当てて解説します。

1、足の重心でボールの重心を蹴っている

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↑こちらボールに足が当たる

ボールコンタクトの瞬間を捉えている写真ですね。

(X:rugby2019さんポストから 引用)

よく「ボールの芯」と表現される場所に
足の甲の部分が当たっているのがわかると思います。

このポイントが飛距離の秘密です。

服部選手がキックを蹴ると

「ドン!!」と

イカつい打撃音が
するのがわかると思います。

ボールの重心を

正確に叩いている証拠です


ボールの重心を足の重心(甲)

で蹴れると一番効率よくボールが飛びます。

なぜ足の重心なのか?というのは

これだけで一つ文章が

書けそうなのでまた今度。

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そして!
スクリューパントを蹴る時に

最も注意したいポイントは

「回転かけなきゃ」という意識を
一旦横に置いておくということです。

回転をかけようとすると

ボールを飛ばす方向への

エネルギーは減ってしまうのは

イメージできると思います。

もしスクリューキックをする時

蹴り足が早めに体の外に出ている場合は

回転をかけようとしてしまっているので

まずは

まっすぐ振り抜いて
→自然に斜めに蹴り足が抜ける

イメージでスイングしましょう

2、蹴り足、軸足が伸びている

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そして蹴り終わりの姿勢に注目です。
https://x.com/HidekiTakahash5/status/1853744710969623003

(X:Hideki Takahashiさんのポストから引用)

蹴り足と軸足が

蹴り終わった後も

伸びた状態をキープされているのが

わかると思います

まず蹴り足に関して

蹴り足に関しては

「伸ばした状態でボールに当てる」

これはバックスピンなど特殊な

回転をかける場合をのぞいて

ボールを蹴る場合は必須のスキルです。

なぜか?

膝・足首を伸ばした状態で

ボールに当てると

脚が「硬い状態」で
ボールを叩けるからです

よく指導の時に選手に伝えますが、

・こんにゃくで叩くか

・ハンマーで叩くか

どっちがボールが飛びますか?

ハンマーですよね。

そして軸足に関して

キック指導をする際に

これもよく使うワードですが

『力(ちから)は「地から」』

蹴り足を振ることに

意識を取られがちですが、

軸足が地面をとらえている間だけ

蹴り足がボールを押し込めます

軸足が伸びきらずに

曲がってしまい

横に逃げたり、

腰を後ろにそらしてしまうと

蹴り足の力はかなり弱くなってしまいます。

服部選手のように

軸足を伸ばして
地面をとらえられると

・蹴り足の軌道が安定する

・飛距離が伸びる

ので、
絶対に頭に入れておいてほしい

テクニックです。

↓アメフトのスクリューパント

蹴り足・軸足伸びてますねー!

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3、カッコいい!!

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「ここまで読んだのになんだそんな事か」

と思った人はこのまま読み進めてください笑

ここが服部選手の上手さの真髄です。

「脚が長くてカッコいい」

って思った方は大正解です!

実際に服部選手の脚は長い。

脚はどこから始まってますか?

大抵はこういうイメージを

持つと思います↓

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しかし、

服部選手の脚は

ここから生えています↓

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「んなわけwww」

と思った方はこちらをご覧ください

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これは腸腰筋のイメージ画像です。

キック動作における
腸腰筋には以下の作用があります

助走時の脚の振り上げ
蹴り足をスムーズに振り上げ、
理想的なキックフォームを作るために、

腸腰筋の収縮が必要です。

インパクト直前の脚の加速
腸腰筋が適切に働くことで、
脚を素早く前方に振り出し、
力強いキックを実現します。

腸腰筋がどこから

始まってるか見てみると

先ほどの2枚目の画像の

赤線の辺りから

始まっているのが

確認できると思います

本来はここから脚を振りたい!

腸腰筋を活用して

キックを行うことは

高いレベルでキックを行うのに

めちゃくちゃ重要なことです。

服部選手の脚が長いな〜と

感じる秘密は

服部選手が腸腰筋を

上手く活用して蹴っている

ポイントになります

終わりに

じゃあどうやって
ここまでお話したことを

実現するのか?

「知っている」と「できる」

の間には大きな差があります

選手は理論で

体を動かすわけではありません

この差を埋めるのに

一番効果があるのは

対面の指導です。

どんなレベルの選手でも

理論と感覚を繋いで


「できる」ように変化を作ります!

【実際のスクリューパント指導の様子】
https://youtu.be/P563yOP-a1Q


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https://forms.gle/n11Ye1rq8akubvwN7

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