キックはセンスじゃない!(ラグビー・アメフト)
- 2025.05.14
- 未分類

こんにちは。
キックコーチの丸田です。
本題に入る前に、最近の活動報告をさせてください。
最近はキックの指導と並行して、
「スキル整体」の身体操作メソッドを
多くの方に体験していただいています。
先週末は、京都・神戸・大阪のチームを回りながら、
・骨格を整えて、パフォーマンスが出やすい身体にする
・怪我の根本原因にアプローチし、怪我のリスクを下げる
といった内容を提供させていただきました。
ご興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。
▼クリニックの様子(パワーアップ、怪我の痛みが消える)
さて、本題に入ります。
「キックはセンスじゃない」
これは僕が指導者として信じている、大切な軸です。
……と、偉そうに言ってますが、実は指導を始めた頃、
僕自身は「キックにはある程度センスが必要」
だと思っていました。ここで懺悔しておきます(笑)
だって、蹴れる選手って、
最初からうまく蹴れるように見えるじゃないですか?
でも、その考えを覆してくれた選手との出会いがありました。
2018年、僕は母校・法政大学アメフト部でコーチをしていました。
そこで出会ったのが、高橋という選手。
努力家ではありましたが、
正直「センスがあるタイプ」ではありませんでした。
当時2年生で、
上には優秀なキッカーの先輩もいたため、
チーム内での存在感はあまりなかった。
モチベーションも、どこか不安定な印象でした。
でもその年のシーズンが終わり、
エースだった先輩が引退。
チームに他に蹴れる選手もいない。
そこから、高橋選手は目覚ましい成長を遂げ、
なんと関東リーグの「総合得点王」にまで上り詰めました。
この経験が、僕にとって「キックはセンスじゃない」
という信念を刻むきっかけになりました。
では、なぜ彼はそんなに成長できたのか?
僕は、2つの要因が大きいと考えています。
↑高橋選手は2019年のスコアリング王に
成長の要因①「俺がやるしかない!」
先輩が引退してから、
「自分がやるしかない」というスイッチが入りました。
やる内容は同じ「キック」でも、
どんな気持ちで取り組むか?が、
どんな質で取り組むか?に直結するんです。
気持ちが変わると、行動が変わります。
成長の要因②「コーチとのコミュニケーション」

「やるしかない!」と思った彼は、
遠慮もプライドも捨てて、
積極的に連絡してくるようになりました。
「今日の練習の動画です。見てください」
「ここでミスった原因が分かりません。教えてください」
こちらから「今日どうだった?」と聞く間もなく
こんなLINEが毎晩のように届き、
僕はそれに応えて細かく解説・指導していました。
僕には理論もありますし、
テクニックを体系的に教える自信もあります。
でも、それだけでは足りません。
なぜなら、選手それぞれが直面している課題は違うから。
必要なアドバイスも、タイミングも、
その都度変わってきます。
だからこそ、僕が目指す指導は、
「誰にでも当てはまる情報」ではなく、
「その選手、その瞬間に必要なピンポイントのアドバイス」です。
それを可能にするのが、「密なコミュニケーション」なんです。
「キックはセンスじゃない」
それは、
やる気になって、壁にぶつかって、
コミュニケーションを重ねながら、少しずつ前に進んだ
そんな選手たちの姿を見てきた
僕だからこそ、強く言える言葉です。
これからも、そう信じて伝えていきます。
そして、だからこそ
ぜひ対面、またはオンラインで
「あなたに合わせた」個別指導をさせてください。
・チーム単位でのスキル整体クリニックの開催
・個人向けのキックセッション(オンライン含む)
・その他ご相談
どんなことでも構いません。
▼お問い合わせフォーム
https://form.run/@marutainquiryform
お気軽にご連絡いただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
キックコーチ丸田(やるしかない!)
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