こんにちは、キックコーチの丸田です。
今日は「キックの呪いを解く」という、ちょっと不思議で面白い話を共有させてください。
◆ 中学3年生とのセッションで起きたこと
先日、中学3年生の選手にキック指導をする機会がありました。
このセッションがとても印象的だったので、ぜひ紹介させてください。
▼飛距離が伸びました!
この選手、とても勘が良いというか、
こちらが伝えたことを、
素直に受け取って即座に再現しようとする力がある選手でした。
こういうタイプの選手は、短時間でグンと伸びることがあります。
もちろん、才能だけでなく
「聞く耳を持っているか」「変化を恐れていないか」という、
コーチャブル(coachable)な姿勢があることが何より大きいです。
僕は選手を観るとき、「今の実力がどうか」よりも、
「この選手がこれから伸びていける状態にあるか?」を見ています。
キックの指導って、やっぱり相互関係なんです。
伝える側と受け取る側、両方の状態が揃ったとき、
とてつもない変化が起きる。
◆ セッションの最初に見るのは「癖」
セッションではまず、選手の癖やパターンを把握するために、
「とりあえず一回、普段通りに蹴ってみて」とお願いしています。
今回も、まずその選手に一本蹴ってもらいました。
すると、改善の余地がいくつか見つかりました。
ありがちな癖なんですが、
そこで、「何が間違っているのか?」「理想の形はどうか?」を、
しっかりと言葉と動きで伝えました。
すると、いきなり…
驚くべきことが起きました。
▼選手の急激な変化
いきなり、ボールが芯を食って飛ぶようになったんです。
たった数分でこれだけ変わるの?ってレベルです。
◆ これ、何が起きてると思いますか?
僕はこれを「キックの呪いが解けた瞬間」だと思っています。
どういうことかというと——
多くの選手は、知らず知らずのうちに
「自分はこう蹴るものだ」という
思い込みや誤った感覚に縛られています。
子どもの頃からの癖
なんとなくの感覚
誰かのアドバイスを自分なりに
解釈してズレた形で覚えてしまったもの
それらが積み重なって、
本来の身体の動きやボールの飛び方からズレてしまっている。
でも、そのズレに本人は気づいていない。
むしろ「これが正解」だと思っていることも多いんです。
それが、ほんの少し視点を変えるだけでガラッと変わる。
まるで呪いが解けたかのように、キックが変わる。
◆ キックは「記憶」との対話
キック指導って、技術だけじゃないんです。
「身体の記憶を書き換えていく作業」でもあります。
一度間違ったフォームで何千本と蹴ってきた選手が、
正しい動きを知り、体で感じて、
それを「こっちが正解か」と理解できた瞬間。
そこで初めて、“過去の自分”から脱出できる。
今回の選手は、その転換が早かった。
だからこそ、あれだけ一気に変化したんだと思います。
◆ 呪いは誰にでもある。そして、解ける。
この「呪い」、実は誰にでもあります。
年齢も、レベルも関係ありません。
でも、それは必ず解けます。
そしてその第一歩は、
「自分の感覚が100%正しいとは限らない」と認めること。
そして、信じて動いてみること。
僕はそのちょっとした勇気を持った選手たちに、
キックという技術を通して、
自分の可能性をどんどん広げていってほしいと思っています。
今日はそんな「キックの呪いを解いた話」をお届けしました。
あなたにも、もしかしたらまだ気づいていない癖や呪いがあるかもしれません。
でも大丈夫。それは変えられます。解けます。
解く時期が早ければ早いほど、効果は高いです。
遅くなれば遅くなるほど、解除するのに時間を要します。
それでは、また次回のメルマガで!
キックコーチ丸田(やるしかない!)










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