ほんとうに毎日暑いですけれど、
みなさん、暑いなかでのラグビー、ほんとうにお疲れさまです。
ぼくのほうはというと、
この夏は、娘と一緒にプールへ行ったり、
並んでポケモンのゲームをして遊んだり。
そんなふうに過ごす時間が、ぐんと増えています。
ちいさな背中を見ていると、
「子どもの成長って、ほんとうにあっという間だなぁ」なんて、
ちょっとしみじみしてしまうんですよね。
で、その「人の成長」という話でいうと
このあいだ、教え子の結婚式に呼ばれたんです。
キックの教え子に呼ばれるのは、はじめてのことでした。
ひさしぶりにスーツなんか着ちゃって。
向かったのは、みなとみらいです。
ぼくが20代とか、30代前半のころって、
ラグビーやアメフトの同期の結婚式といえば、
もう「命がけで余興をやる場」だったんです。
舞台裏で、出番のギリギリまでネタ合わせをして。
だから、ちゃんと席に座って、
おいしいごはんをいただきながら、式の進行をたのしむ。
なんていうふつうの結婚式は、
なんだか、そわそわしてしまうというか笑
ふつうの結婚式って、慣れないものですね。
余談でした、、
教え子、といっても、
今年で33歳になる、りっぱなおじさんなんですけどね。
でも、ぼくにとっては、やっぱり特別な選手です。
彼の名前は、山﨑丈路。
NFLに挑戦するために、カナダでプロとしてプレーしたこともある、
日本のトップキッカーです。

10年以上前のことになります。
アメリカで夢やぶれて、日本に帰ってきた丸田青年の手には、
あちらのトップ選手やコーチから教わった
ノウハウだけが残されていました。
これを、どうしても次に繋いでいきたい。
日本にもっと、キックの技術を広めたいし、深めたい。
そういう思いだけで、
2015年に「JAPAN KICKING ACADEMY」をつくりました。
当時、キックだけを専門に教えるなんて、
どのスポーツを見渡しても、はじめてのことだったんです。
「日本人初の、NFLプレイヤーを」
ぼくのそんな途方もない思いを、
自分のものとして受け継いでくれたのが、彼でした。
▼数年前にテレビで取り上げていただいた際の映像
https://youtu.be/vnQU3KiJcQI?si=lJpBDktrpdgaKinD&t=174
気がつけば、いまの山﨑選手は、
ぼくが引退したときの年齢を超えているんです。
NFLプレイヤーにしてやれなかったなぁ、という
ちくりとした申し訳なさは、
たぶん、ぼくが一生背負っていくものなんだと思います。
式の途中で、彼のご両親が挨拶にきてくださいました。
そのとき、ぼくの口からぽろっとこぼれたのは、
「僕がこんな世界に引きずり込んでしまって、すみません」
という言葉でした。
普通に生きてればかけない迷惑を
家族にかけたと思います。
すると、お父様はこうおっしゃったんです。
「とんでもないです。
丸田さんがいなければ、息子はこんな仲間に会えませんでしたよ」って。
なんだか、すっと胸のつかえがとれるような、
すこしだけ、救われたような気持ちになりました。
もちろん、結果は大事です。
でも、むちゃくちゃな挑戦をしていく、
その過程で手にするプロセスだとか、仲間だとか。
とことん自分と向き合って、自分らしくあろうとすること。
それが、ほんとうにすばらしい。
人生をかけて挑戦してきた選手や、そのご家族から、
あらためて教えてもらったような気がしています。
これからも、ぼくは、
こういう関係性を、いろんな人と結んでいけたらな、と思うんです。
結婚式に呼ばれなくたって、いいんです。
グラウンドでプレーしているときや、
いつか、そこから離れて生きていくときに、
「そういえば、あのおっさん、なんかいいこと言ってたな」
「これって、キックと同じじゃないか。じゃあ、ぼくにもできるぞ」
そんなふうに、
どこかで誰かの背中を、そっと押せるような、
そういう「器」になれたら、うれしいですよね。
まだまだ、たくさんの選手や、ご家族、コーチたちに、
会いにいきたいと思っています。
Japan Kicking Academy
キックコーチ丸田喬仁(やるしかない!)
▶ Instagram:@maruta97
▶キック指導 お問い合わせフォーム
https://form.run/@marutainquiryform










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